購入したKATOのEF64ですが、当鉄道で機関車、客車、貨車に採用しているTOMIXの密自連形TNカプラーがそのままでは付けることができないことが分かりました(当然ですよね)。そこで、カプラーの方を加工して、KATOの電気機関車にも装備できるようにします。
今回の加工に使用するものは、TOMIXの<0391>密自連形TNカプラー(Sカプラー対応)とプラ板です。グレーのカプラーにしたい方は、<0393>密自連形TNカプラー(Sカプラー対応・グレー)を使用してもかまいません。私は今回、残っていたグレーの方を使用しました。
パーツをランナーから切り出す前に、フック(説明書での呼称です)の後ろ側の穴を直径1mmのドリルで拡大しておきます。この穴がカプラーの支点になります。切り出してからでもべつに構いませんが、難しいですよ?
パーツをランナーから外したら、フレームの後ろ側のボスを切り落とします。中途半端に残すとフックの拡大した穴に干渉するので、右の写真のようになるよう、2つ目のボスの根元でスッパリと切って下さい。
これで下準備は完了、パーツを組み立てます。連結保持用の支点を1つ切り落としたので、残ったボスに瞬間接着剤を塗ってから穴に差し込みますが、構造上、接する面全体に瞬着がまわると連結できなくなるので、瞬着の量には気を付けて下さい。補強のためスペーサーも取り付けます。説明書通りにはめ込みますが、ここでも瞬着を使用して固定します。
板バネを作動させるためにカプラー後ろにつける板を作ります。必要になるサイズは縦3mm×横3mm×厚さ0.8mmくらい。私は厚さ0.5mmのプラ板を適当に切り出して2枚貼り合わせ、1mm厚にしたものを使用しました。微調整はカプラーに接着してからできるので、ここでは適当でも構いません。
カプラー後ろの突起(カプラースプリングに差し込む部分です)を切り落とし、作ったプラ板を貼り付けます。隙間にも瞬着を流し込み、乾燥後に整形、右の写真のようになれば、カプラーは完成です。ちなみに、写真のものは自動密着連結器を再現していた突起を削り、自動連結器に似せてあります(EF64装備用ですから)。
機関車のカプラーセットをバラして、加工したカプラーを取り付け、再度機関車を組み立てれば完成です。うまく差し込めない場合は、もう1度1mmのドリルで穴を広げ、組み立ててちゃんと首を振らない場合は、カプラー根元の下側を削ります。あと、板バネはなくさないように注意して下さい。私は1つなくしてしまって、別のカプラーセットをAssyで買うハメになりました。
完成したカプラーをEF64に装備したところです。EF64にグレーの連結器、なんだか違和感がありますが、いずれ黒のものを購入して作り直したいと思います。ともあれ、これでうちの客車・貨車を連結、牽引できるようになりました。
瞬着の耐久性に頼りきっていますが、今のところ問題は起きていません。
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