はいは〜い

もとはといえば、681系2000番台を買ったときに、基本編成の行き先を「金沢」、付属編成を「和倉温泉」にすれば、併結させて走らせても、分割してすれ違わせてもまったく矛盾がない!と思ってしまったのが始まりなような…

まあ、それはともかく、全編成に最低1モーター(一部例外除く。3編成もある169系とかだとさすがに不要)を目指す鷺としては、今回の改造は避けて通れなかったんだけど。それにしても、WDT300形の動力台車よりも、内装を作るのがめんどくさかった…

用意したもの
◆KATOのASSYパーツ
  • <4269B>サハ681-200 動力ユニット…681系用の動力ユニット。これがないと始まりません。
  • <4269D1>サハ681-200 動力台車…WTR300形台車です。
  • <4268D>モハ681-200 台車…こっちがWDT300形台車。別に新しく買わなくても、種車からの流用でかまいません。
  • <4268C>モハ681-200 床下セット…上に同じで、床下機器部分のみ使います。ちなみに鷺は失敗したときの保険として買いました。
  • <4270G>クモハ681 ライトユニット…晴れて先頭車になるクハ680形500番台に組み込んでやりましょう。
◆その他
  • プラ板…車内の椅子の表現に使用。その辺にあった0.5mm厚で。
◆ムダな出費
  • <4270C>クモハ681-500 床下セット…ライト点灯スイッチはこっちに付属かと思ったんだけど、実はライトユニットにセットでした。
WDT300形動力台車の製作
側面部品 台車本体

まずはWTR300形をWDT300形に作り替えます。動力台車の側面をWDT300形にすげ替えて製作しますが、この改造でもっとも難しい加工でした。

最初は部品作り。WDT300形台車から側面だけを切り出して、裏面を平らにします。WTR300形はその逆で、側面にモールドされた台車モールドを削り取ります。

ここまで、簡単な作業ですが、ニッパーを用いることはオススメしません。バキッといきます。バキッと。いや、動力台車が欠けたときはあせった。簡単に直せたからよかったけど。

まあ、それはさておき、右上の写真のようになった2つの部品を合わせてWDT300形動力台車に仕立てます。先に接着して台車として完成させ、あとから車輪をはめる普通の方法で行きたいところですが、ちょっと強度的にムリそうです。というかムリでした(お

台車側面位置

なので、先に側面のない台車に車輪やギアを組み、そこにWDT300形の側面を貼り付ける手法をとります。今後分解できなくなりますが、このほうが位置決めは容易だったりします。

その位置ですが、横方向は合わせてみればわかるとして、縦の位置。右の写真(クリックで拡大)の通り、ブレーキシュー(?)内側の突起の先をギアボックスの角の線に合わせます。これで、車高が他車とほぼ同じになりました。

さて、位置をちょっと確認したら、いよいよ貼り付け。最初は、固着までに少し余裕があって、位置合わせができそうなタミヤセメントを使ったんですが、これがつけてもつけても外れるっていう…

台車完成

そういうわけで、仕方なくですが、瞬間接着剤を使いました。粗め(360番)の紙ヤスリでちょっと表面を荒らして(食いつきがいいかなーと。実際どうなんだろう)から、爪楊枝を使って瞬着を塗り接着します。

このとき、側面の方向に注意。ボーッとしてると、ヨーダンパが逆向きになった悲しい台車ができてしまいます。

瞬着が乾いて固着できたら、WDT300形動力台車は完成。峠は越えました。

座席の加工

今度は根比べです。内装を兼ねた動力カバー、このままだと売店などを備えたサハ681形200番台の特殊な車内のままなので、これを椅子が並ぶだけのモハ681形の室内に変えなきゃならないんですが、この作業にずいぶん時間がかかりました。

なお、別に車内は気にしないという人は忘れてください。鷺は今回、こだわってみました。こだわって後悔しました…

背もたれの設置

まず、表現された椅子・壁をすべて削ぎ取ります。

そしてなにもなくなった動力カバーに、今度は椅子を表現していきます。さっき削いだ椅子を、使えるようなら接着し直して使いますが、サハ681形200番台よりも座席数が多いので、足りないぶんはプラ板を使います。

適当に切り出したプラ板を立てて接着し、ヤスリや…ルーターなんかがあると便利です。もともとあった椅子を参考に角を取ったりして、椅子っぽくしていきました。

塗装

とまあ、やってることはすごく簡単なんだけど… この作業をやってると、ちょこちょこ作業が休止になるんよね。ちまちまとプラ板製の座席を整形してると、ヤル気がどんどん削がれていって… 投げ出さなかった自分をほめたい(お

とにかく、形になったので、ついでに塗装もしておきました。スノラビの偶数号車の座席は赤で、<GM38>赤14号をスプレー。ちょっと明るすぎる気もするけど、なかなかいい感じです。

窓ガラス
削除位置

モハ681形に動力ユニットを入れるには、窓ガラスパーツを一部、削ってやる必要があります。削る場所は右の写真に示す通り。写真をクリックして、大きな写真を見てください。

下がモハ681形の窓ガラスで、上は参考用に出してみたサハ681形200番台の窓ガラスです。この動力車用の窓ガラスを見て、写真の赤線から下の部分は削り取り、青部分は裏側を削って肉を薄くします。

まあ、動力ユニットにあてたりしながら、焦らずゆっくり進めます。万一窓ガラス部分に傷を付けでもしたらあとが厄介。それに削りすぎると車高がズレます。

床下機器

さて、長かったモハ681形向けの加工もこれがラスト。モーター下にかぶせる床下機器を作ります。

床下機器完成

まずはモハ681形の床下から、機器の部分だけを切り出します。これをかぶせて終わりー、と行きたいトコですが、そのままだとはまりません。

サハ681形200番台のカバーを見てもらえばわかりますが、動力車用のカバーはちょっと幅が広くなっています。

そこで、切り出した床下機器を真ん中で縦にまっぷたつにし、それから干渉する部分を削って薄くします。動力ユニットへの装着にはゴム系接着剤を使うことにして、写真の通り、床下機器も完成です。

組み立てて、完成
これは失敗例

これですべての部品が揃いました。他の動力車と同じように組み立て、床下機器は向きを考えながらゴム系接着剤で貼り付け。完成した動力ユニットを、窓ガラスをはめたボディに組み込んだら、長かった作業もやっと終了です。

あとは編成に組み込んで、試運転をしてみます。台車をかなりいじったので、ちょっと慎重に。

車両の揺れが気になるときは、たぶん車軸がズレてます。あまりにひどいなら直したほうがいいですか。あと、4軸8輪がちゃんとレールに着いているかも確認。最初は右写真のようになっていて、残念作り直しってことに…

ついでに、基本編成との併結試運転も。新しいからなのか、付属編成側のほうが少し速いけど、まあ問題ないでしょう。

お疲れー
快走

以上、モハ681形の作業でした。やー、台車加工なんかやっちゃったけど、形になってよかったよかった。

ちなみに、賢い人は、WTR300形のままで、動力ユニットをクハ680形500番台の方に組み込んだりもしてるみたい。でも、鷺はなんとなく、動力車はモハとかのほうががいいんよね。

ま、そんなヘンなこだわりでややこしいことになったんだけど。とにかくこれで、和倉温泉行き<はくたか>が再現できるようになりました。あとは電通車輌製造のステッカーを買って、行き先表示「和倉温泉」を貼ればカンペキ!

あれ? でも、681系って、走行中に行き先表示でてたっけ? 221系や223系は、走行中は側面LED行き先表示器を消灯してたけど…

おまけ
TN化

ついでだから、クハ680形500番台の方の加工も書いてみる。

まずは連結器のTN化。写真は完成後の様子で、カプラーセットを外し、台座を削った後、干渉部を切り落とした<0332>密連形TNカプラーを瞬間接着剤で接着しただけ。クモハ681形500番台も同様。

購入後すぐに改造しちゃったんだけど、今になって冷静に考えてみると、なんで瞬着なんか使ったんだか。ネジ止めとか、他の方法もあっただろうにと思うんだけど… まあ、若気の至りってやつですか?(お

あとは、ライトユニットを組み込んで完了。新品のライトユニットは前回品とはLEDが違ってて(ケースの色が無色に)、輝度が上がっていい感じ。全部変えるのもいいかなぁ。

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