JR東日本が電化ローカル線向けに開発した車両。東北地区で運用されている701系の直流版と考えるとわかりやすい。
新潟地区向けの0番台と、松本地区向けの100番台がある。両者とも運賃箱などを備えワンマン運転に対応するが、0番台は通勤ラッシュを考慮して全席ロングシート。一方100番台は大糸線で北アルプスの風景を楽しめるよう、西側のみがクロスシートになっている。また、0番台では車端にあるトイレが車椅子でも利用できるよう拡大された上で運転台側ドア後ろに移設されており、この部分には窓がない。
車体はステンレス無塗装の箱形。それぞれ同じ地区で運用される115系の塗色を基調とした帯を巻いている。
制御方式はVVVFインバータで、閑散線区で運用されることから、ブレーキには回生と発電を併用している。このためMc車の屋根上にはクーラーと並んで大きな抵抗器が搭載されており、これが外観上の特徴になっている。