381系は日本初の営業用振り子式電車で、1973年5月の中央本線・篠ノ井線電化完成にあわせて、同線を走る特急<しなの>でデビューした。低重心化のために通常は屋根上に搭載するクーラーを床下に積み、すっきりした屋根上が特徴になっている。
振り子の採用によって、山岳部をぬう両線に多い急曲線を最大で制限速度+20km/h速く通過することが可能になり、電車化も相まって、それまで使用されていたキハ181系に比べ到達時分を大幅に短縮した。曲線に入ってから作動する自然振り子の欠点により、乗り物酔いが続出したりもしていたが、大幅なスピードアップを可能にすることから紀勢線の<くろしお>、伯備線の<やくも>へと活躍の場を広げた。
しかし、登場からすでに30年が経過しており、<しなの>を引き継いだJR東海では、後継383系の登場によってほとんどが廃車になり、ついに残るはパノラマG車込みの6連1本。一方、<くろしお>・<やくも>を受け持つJR西日本では、<くろしお>系統に283系<オーシャンアロー>が数本加えられたもののあまり増えることもなく、グレードアップ改造を施した上で相変わらずの活躍を続けている。
伯備線の特急<やくも>に運用されている、米イモの381系グリーン車込み4連を製作中。車番でまた悩み始める…
薄いグレーをベースに濃緑と黄色の帯を巻いた塗色がお気に入り。加えて、簡易貫通のクモハ381形や、他所ではパノラマ先頭車化や普通車格下げによっていなくなったサロ381形を組み込んでいたりして、短いながらもなかなか面白い編成。
クモハ 381-8 |
モハ 380-84 |
サロ 381-28 |
クハ 381-144 |
保有車の中で<やくも>に組み込まなかった余り。米イモでは増結ユニットを上のような編成に細かく組み込んで運用されるから、模型でも完成した<やくも>の増結用MM'ユニットとして活躍してもらう予定。
塗色はどうしよっか。<やくも>色で統一してもいいし、国鉄色や紫ベースの<スーパーやくも>色にして混色を楽しむのもアリだし…
国鉄時代の381系9両編成。オークションで落とした中古品で、車番は前の持ち主が貼り付けたまんま。
下のくろしお編成とあわせて、なんの手も加えられてない381系が18両。さて、こいつらをなんとかかんとかすると、あれー? JR化後の短い<しなの>が3本もあるー。
という妄想(爆
クハ 381-7 |
モハ 381-14 |
モハ 380-14 |
モハ 381-13 |
モハ 380-13 |
サロ 381-9 |
モハ 381-3 |
モハ 380-3 |
クハ 381-8 |
上の9連と一緒にオークションで購入したもの。ていうか18両セットって…
ただ、こっちは両先頭車が100番台。つわけでとりあえず<くろしお>用の9連にしてみた。まあ、今後改造して<しなの>化するのは決定してるから、車番は今のところナシ。
クハ 381-100 |
モハ 381 |
モハ 380 |
モハ 381 |
モハ 380 |
サロ 381 |
モハ 381 |
モハ 380 |
クハ 381-100 |